シャーペンと鉛筆の違い

マークシートを正しく読み取ってもらうために

シャーペンとは?

マークシートを塗りつぶすときには、シャーペンか鉛筆を使います。マークシートは黒く塗りつぶせばいいので、ボールペンを使っても機械は読み取ってくれます。

しかし、ボールペンだと間違えたときに簡単に消せません。そのため、シャーペンか鉛筆を使う必要があるのです。今は日常的な筆記用具として、鉛筆よりもシャーペンを使う人が多いと思います。シャーペンは、正式にはシャープペンシルと言います。

シャープペンシルというのは和製英語で、日本独自の呼び方です。シャーペンはアメリカでは「mechanical pencil」、イギリスでは「propelling pencil」と呼ばれています。英語のsharp pencilはとがった鉛筆という意味で、シャーペンを表す言葉ではありません。日本で幅広くシャーペンが使われるようになったのは、1970年代頃からです。

シャーペンは、今では鉛筆に代わる筆記用具として、誰もが利用する身近なものとなっています。

マークシートには鉛筆

試験でマークシートに回答をするときには、鉛筆しか認められていないことがあります。試験を受ける前に、使える筆記用具を確認しておきましょう。

シャーペンでも鉛筆でもどちらでも使える場合には、どちらを選ぶべきか迷ってしまうかもしれません。シャーペンのみを使うと、試験中に壊れてしまう心配があるでしょう。

また、シャーペンの場合、芯を補充しておかなければ、途中で芯がなくなって使えなくなることもあります。マークシートの試験には、鉛筆を何本か用意して臨むのがおすすめです。ちなみに、鉛筆の芯とシャープ芯の成分は同じではありません。鉛筆の芯は黒鉛と粘土を焼いて固めたものです。一方、シャープ芯では粘土の代わりにプラスチックが使われており、強度があります。

シャープ芯に含まれている添加物は光をよく反射するため、機械で読み取る際誤読が発生することがあります。マークシートには鉛筆を使うのがやはり安心です。