フランチャイズにはデメリットもある
ロイヤリティーを支払わなければならない
フランチャイズでお店を経営すれば、かなり儲かるのではないかと考えている人も多いでしょう。知名度抜群のブランドを掲げられて、本部からノウハウも提供されているため、閑古鳥が鳴くような状況はほぼ避けられます。
しかし、フランチャイズ契約においては、加盟店側は本部側に対してロイヤリティーを支払わなければなりません。本部側は、ロイヤリティーの収入を得るために、フランチャイズというやり方で店舗を展開しています。
ロイヤリティーの決め方は、フランチャイザーによって異なり、さまざまです。売上や利益に対して一定割合を支払う仕組みになっているところもあれば、毎月一定額と決まっているところもあります。
最初から、安定して集客できる反面で、ロイヤリティーを支払うと手元に残る金額が少なくなってしまう可能性もあるでしょう。この点がフランチャイズのデメリットの1つと言えます。
ただ、このロイヤリティーの支払いがあるからこそ、有名店の看板を掲げられて、ノウハウの提供も受けられます。多少高く感じても、致し方ないことなのです。
完全に自由に経営できるわけではない
オリジナルの店舗を経営する場合と比べて、自由度が低いこともフランチャイズのデメリットとして挙げられます。
フランチャイズ店舗のオーナーは、一国一城の主です。しかし、フランチャイズ契約のもとでは、完全に自由勝手に店舗を経営するわけにはいきません。本部の意向に従わなければならない点も多いです。
営業時間や取り扱う商品、メニューなどは勝手に変えられません。値段も決められています。値下げや値上げなども自由にはできません。ノウハウとして提供されるのはメリットになる反面で、それに反することができない点でデメリットになります。また、キャンペーンなども本部側に合わせて行わなければなりません。
そして、こうしたことを守らずに店舗運営をしていた場合には、違約金を請求されたりフランチャイズ契約を解除されたりしてしまう可能性があります。そのため、自由に店舗を経営していきたい人にとっては、フランチャイズはあまり合わないかもしれません。